ディスティニー1話あらすじネタバレ

【見出し①】食い違う加害者と被害者の証言。

第3話は、傷害事件の第1回公判から物語が始まる。

今回の被害者・工藤は、23時45分に行きつけである品川のクラブを後にした。
店を出て歩いていた直後、工藤は背後から何者かに突き飛ばされて暴行を受ける。

犯人の男はパーカーのフードをかぶり顔を隠していたが、工藤は気絶する前に見た顔が「富田だった」と裁判で証言。

担当検事の緑川は、「被害者本人の目撃証言があること」「富田と工藤の間に激しい口論があったこと」「第1発見者Aさんの証言」という3つの理由から、
富田を起訴する運びになったと説明した。

店の複数客からの証言もあり、口論をしたことによる工藤への怒りが今回の原因だと考える。

第1発見者のAさんは、工藤の後をつけるように店から出ていった富田の姿を目撃したのち、自身は約3分後に退店した。
その際に富田が大通りへ向かい歩いている姿を目にし、「2人の間に何かあったのでは」という考えから富田とは逆方向へ向かったところ、倒れている工藤を発見。
23時48分に通報し、工藤は病院へと運ばれた。

これらのことから、緑川は「この3分の間に富田は工藤に暴行を加えたと考えられる」と主張する。

緑川に対して弁護人の明墨は「富田は口論があったことは認めているが、暴行に関しては無罪である」と主張。

富田本人の話によると、当日は友人である木田からの電話を受けて店を出た後、大通りを歩いて路肩に停めてあった木田の車に乗り込み、木田の自宅へ向かったとのこと。

2人とも23時45分に通話した記録がスマホに残っており、防犯カメラにも電話をしている富田の姿が映っていた。
友人の木田も「通話後すぐに富田が車に乗った」と証言している。

両者の証言が食い違っていることや、富田が国会議員の息子であることもあり、世間から注目される裁判となった。

【感想・考察】
冒頭からの裁判シーンが面白かったです。
加害者側の本人証言と周囲の証言、被害者側の本人証言と周囲の証言が見事に違っていて、どちらかが嘘の証言をしているのは明確です。
ここからどうやって真実を見つけていくのか、ワクワクしました。
前回は無罪を勝ち取ったので、今回も無罪になるのか今後の展開が楽しみです。

【見出し②】赤峰が背負い続けている過去。

聞き込みに周る明墨、赤峰、紫ノ宮。周囲とのトラブルの多さから、明墨は工藤に対して恨みを持つ人間が複数いるのかもしれないと考える。

犯人につながる情報を掴もうと夜遅くまで調査する赤峰だったが、重要な証拠となるものは見つからなかった。

2回目の公判が始まり、当時の状況を再現した動画を工藤に見せる明墨。
「富田の顔を見た」と証言した工藤だったが、再現動画の犯人役のパーカーの色を質問された際に色を間違えてしまう。

明墨は「目は錯覚を起こすし、記憶は偏見や思い込みをうむ」と主張し、工藤の目撃証言が断定できないことを主張した。

弁護士事務所に戻った明墨、赤峰、紫ノ宮。
「国会議員である富田の父が金を使って証拠をもみ消したのではないか」と赤峰が明墨に食って掛かる。

赤峰は過去にも富田の傷害事件を担当しており、その時も議員の父が証拠を金でもみ消したことを話し始める。

富田の父は金を使い周囲の人間に嘘の証言をさせ、弁護士事務所にも圧力をかけて赤峰も担当を外されることに。

傷害事件は当時、富田を止めようとした松永が起こしたことにされ、無実の松永に懲役2年の判決が言い渡された。

今回も富田の父が金を使い、証拠をもみ消したと訴える赤峰。そんな赤峰に明墨は「根拠のない妄想だ」と言い放つ。

「1つ1つを根拠をもって説明できない限りただの妄想だ」「松永が有罪になってしまったのは誰のせいでもなく、覚悟と力がなかった赤峰の責任だ」と
明墨に断言された赤峰は、富田が犯人である決定的な証拠を見つけようと動く。

【感想・考察】
赤峰と富田の過去が繋がっていることが分かり、スケールの広さと作品の深みを感じます。
明墨が赤峰に強く言うシーンの言葉が胸に響き、改めて「冤罪」はあってはならないものだと実感しました。己の信念を貫く明墨の姿がカッコイイです。

【見出し③】全ては赤峰のため?予想外の展開へ。

何とか目撃証言を集めようと必死に動く赤峰。
事件当時、木田の車が停まっていた大通りで配管工事がおこなわれており、木田の車が見える位置に停車していたトラックがあったことを突き止める。

赤峰はトラックのドライブレコーダーの映像を手に入れようとするが、データはすでに明墨が回収済みだった。

明墨の許可を得てドライブレコーダーの映像を確認すると、そこには23時45分に木田の車に乗り込む富田の姿が映っていた。
これが事実なら、第1発見者Aさんの証言が嘘ということになる。

明墨は第1発見者Aさんについても調査しており、工藤のことをよく思っていない1人であると説明する。
「店の中で富田と工藤が口論する姿を見たAさんはチャンスだと思った。2人が店を出た後をすぐに追い、工藤に暴行を加えた後に第1発見者のフリをして通報。
富田に罪をなすりつけようとした。」と仮説を立てる。

そして明墨は、「その可能性を考えたか?」と赤峰に問う。

3回目の公判が始まり、木田は「電話をしてすぐに富田が来た。」と証言する。しかし緑川は「それは嘘の証言では?」と木田を追及。

緑川は新しく手に入れた映像を証拠として提示したが、その映像は弁護士事務所で赤峰たちが見たドライブレコーダーのデータだった。
そこに映っていたのは、第1発見者Aさんの証言通り23時48分に木田の車に乗り込む富田の姿。
これにより、「23時45分に富田を乗せた」という木田の証言は嘘だと証明される。

さらに証拠を隠蔽した事実として、富田の父の秘書が金を手渡している映像も公開される。
映像を見た明墨は動揺する姿を見せ、「弁護人の辞任も検討します」と発言。裁判が終了する。

公判を終えた明墨の携帯に、富田の父から怒りの電話がかかってくる。
「金で映像を奪い取れとは言っていませんよ」と電話を切る明墨。言葉巧みに誘導したのも、秘書が金を渡す映像を撮らせたのも明墨だった。

富田と国会議員である富田の父は悪事が明るみになり、逮捕されることになる。

自分のために明墨が動いていたことを知った赤峰は、「決めつけて物事を見ており、弁護士としてあるまじき行為だった。」と明墨に謝罪。
同時に、松永の事件を再審にもっていくことを宣言する。そんな赤峰に「自分の思う道を行け」と言う明墨。

赤峰は明墨が何のために犯罪者を無罪にするのか気になり、明墨の過去を調べることに。そして、明墨が以前検事だったことを知る。

明墨はその頃、ある男との面会を果たしていた。(次回へ続く)

【感想・考察】
今回も無罪にするのかと思いきや、依頼人とその父まで丸ごと逮捕という流れになり驚きました。
赤峰のために動いていたことは分かるので、仲間思いの良い人なのか、犯罪者を無罪にする悪い人なのか、
明墨がどういう人物で過去に何があったのか気になります。明墨の力のある言葉がとても好きなので次回も楽しみです。

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